東京国分寺ロータリークラブ
多摩中グループ 国際ロータリー第2750地区

第2566回・第2567回 例会報告(12月3日・12月7・8日)

2019年12月25日

第2566回(12月3日)

会場:多摩信用金庫国分寺支店3階

本日の司会:清水SAA委員長

会長の時間:照木会長


 12月3日から9日までは障害者週間です。差別の解消を推進し、障害のある人も無い人も共に暮らせる社会の実現を目指しています。今月は5回目の「ニコニコアート展」を開催しますので今日は障害についてお話しいたします。
平成30年の統計によりますと、身体障害者は436万人、知的障害者は108万人、精神障害者は392万人と、国民の7.4%が障害者です。原因は、先天性や後天性の病気、事故等です。
 私の出身であるリオン(株)は聾教育に必要な機材を供給しています。全国には106の聾学校があり、9,400名もの難聴児童がいます。
 最近TVでは発達障害の番組が多くなりました。①自閉スペクトラム症(ASD)②注意欠如、多動性障害(ADHD)③学習障害(LD)主にこの3種類が挙げられます。日本では15人に一人の割合ですが、外国と比べると日本は多すぎます。空気を読むことを求める風潮のためだと言われております。個性の一つとしてリスペクトすることが大切です。
 アートの世界では、軽い言語・知的障害をもった山下清氏が有名で、驚異的な映像記憶力があります。障害者は自分の思いを言葉として伝えることが難しいため、ほとばしる自分の感情を、創作物を通してストレートに表現します。ポジティブな面を引き出し、評価することが大切です。2016年の「ロータリーの友」の記事は感動的でした。書道家、金澤泰子さんの「ダウン症の娘と共に生きる」です。娘の金澤翔子さんはIQ22-24ですが感性と感受性が非常に高く、涙が出る感動の書と評される有名な書道家に成長し自立しました。本人は自らのダウン症を嘆くことなく、また苦しんでもいません。自立支援で社会の役に立つことも大切ですが、障害者の中には自立出来ない人もたくさんいます。そのような皆さまには社会でサポートし、楽しい人生を全うできればと願っております。

幹事報告:井口幹事


【地区報告】  
*9日(月)  第1回多摩中グループ協議会
藤岡会長エレクト 岡田副幹事 参加
*16日(月) 東京武蔵国分寺RC忘年例会 
照木会長 井口幹事 参加
*19日(木) 第2期新会員オリエンテーション 尾澤会員 参加
*ハワイ国際大会にご参加希望の方は岡田副幹事迄
*台風19号義援金をお願い致します。
【例会案内】
*12月3日(火) 理事会 年次総会
*12月7日・8日(土・日) ニコニコアート展
*12月17日(火) 忘年家族例会 
*12月24日(火) 蕎麦例会

委員会報告

奉仕プロジェクト委員会:尾作副委員長


【ニコニコアート展(12/7・8(土・日)】役割分担の確認を行いました。

出席報告:津野田会員


会員数: 36名 免除: 6名 メーキャップ済: 0名 欠席: 2名
出席率: 93.33%
≪前々回の訂正≫ 
メーキャップ済: 1名 欠席: 1名
出席率: 93.10% → 97.22%

ニコニコボックス:小林副委員長


布施明様(立川RC):本日はメーキャップに伺いました。よろしくお願い致します。照木会長・井口幹事:今日の年次総会で次々年度の会長・幹事と次年度の役員・理事が決まります。おめでとうございます。今后にタスキがつながりニコニコです。宜しくお願いいたします。中村会員:多摩中グループのゴルフ大会楽しくラウンドしました。結果は私のスコアで最下位でしたので申し訳ないのでニコニコします。ちなみに一打222円の格安ゴルフでした。

ニコニコ大賞 : 鳥居会員

記念ニコニコ

 
(写真左より)・清水会員・鳥居会員・津野田会員・濱中会員

年次総会

総合司会:井口幹事

総会議長:クラブ細則に従い照木会長を議長に任命

第一号議案 「次々年度会長・幹事の選出について」

指名委員会9名は、次々年度会長候補に鳥居尚之会員、幹事候補として萩原昌幸会員を選出し、快諾を頂きました。また、本日の理事会におきまして承認いただきました。
採決:全会一致で承認されました。

第2号議案 「次年度理事・役員について」

2020-21年度藤岡会長より次年度の役員理事の発表
第1 役員(6名)
藤岡 秀樹 (会長)
照木 信久 (直前会長・ロータリー情報)
鳥居 尚之 (会長エレクト)
岡田 俊介 (幹事)
高野 善弘 (会計)
池田 輝彦 (会場監督)
第2 理事(9名)
荻原 昌幸 (副幹事・プログラム)
宍戸 隆介 (会場監督)
小林 晶   (親睦活動・出席)
中村 早苗 (会員増強)
髙橋 正典 (広報・クラブ会報・ガバナー月信・IT)
神尾 研二 (職業奉仕・社会奉仕・国際奉仕・青少年奉仕)
関口 英朗 (職業奉仕・社会奉仕・国際奉仕・青少年奉仕)
採決:全会一致で承認されました。

鳥居次々年度会長


 ご承認くださりありがとうございます。伝統と格式のある東京国分寺RC第56代会長を中小社会福祉法人のサラリーマンである私のような会員がお受けして良いのか迷いもありましたが、皆様のお力添えを頂きながら1年間努めます。私の勤務する業界の特性上、市内の事業の方々との交流が多くないので、国分寺青年会議所理事長としてもご活躍され、お父様も当クラブメンバーであった、萩原昌幸会員に無理をお願いして幹事をお引き受け頂きました。二人で精一杯頑張りますのでよろしくお願いします。

萩原次々年度幹事


 皆様、こんにちは。この度、幹事と言う大役を拝命しました萩原です。きっと、鳥居さんも入会して一年にも満たない私を指名した際はそれなりの勇気が必要だったと思います。そんな鳥居さんのご期待に添えるように、そして50年以上の歴史ある国分寺RCの名を汚さないように誠心誠意、職務を全うしていく覚悟です。その為にも、わからない事だらけの私ですので、是非ともご助言や叱咤激励をしていただければと願っています。皆さんの言う事は100%聞くつもりです。基本が頑固なので、たまには正直な気持ちが顔に出てしまうこともあるかもしれませんが、その際は叱ってください。未熟な私ですが、何卒よろしくお願いいたします。

藤岡次年度会長


 ご承認ありがとうございました。岡田次年度幹事に汗をかいていただいた理事会構成です。当クラブの奉仕活動の充実と更なる発展と持続可能なクラブとするために経験豊かな会員と入会間もない会員から構成させていただきました。
さて、次年度は創立55年を迎える年度となります。東京国分寺RCの諸先輩方がこれまで蓄積してきた経験や知識に基づきつつ、変化の激しい時代へ対応し、RCの基本理念である5大奉仕、クラブ奉仕、職業奉仕、社会奉仕、国際奉仕ならびに青少年奉仕の活動を更に充実させ、「人へ地域へ社会へ」貢献すると伴に、東京国分寺RC・多摩中クループのクラブ・RI第2750地区更には世界のロータリアンと、また、地域の人々と親睦を深めることができる機会をつくることができればと思っています。
 会員皆様の更なるご協力を頂き、東京国分寺RCが今後とも社会になくてはならないクラブとして、多くの人々に愛される存在であり続け、創立60周年への更なる飛躍を思いつつ、次年度も充実した活動を行う所存です。皆様、どうぞ宜しくお願い致します。

岡田次年度幹事


 次年度、藤岡会長の手足となり、1年間しっかりとお支えしていく所存でございます。
 次年度の人事案件については、本クラブのこの先10年を見越して、主に入会年度の浅い若手会員を主に人選致しました。パスト会長の方々から、過去55年の歴史をしっかりと引き継ぎ、若手主体の理事役員がご指導をいただきながら、少しずつ成長し、当クラブが活性していく1年を目指して頑張ります。今後とも、皆様のご協力のほどよろしくお願い致します。

第2567回(12月7・8日)第5回ニコニコアート展

会場:cocobunjiプラザリオンホール及びセミナールーム

主催者ご挨拶

国分寺市長  井澤 邦夫 様


 障害者週間の行事を、国分寺RCさんのニコニコアート展とコラボさせていただき、開催いたしました。
 国分寺では普段から、障害のある人もない人も、共に住み続けたいと思っていただけるよう、『心のバリアフリー』を大切にしております。その思いを、このイベントを通じて皆様にご理解いただければと思っております。
 この後には、素晴らしい作文がご披露されます。また、壁には77点の作品が並んでおります。どの作品も大変心の温まる作品ですので、皆様にご鑑賞いただければと思います。
 また、国分寺市では来年開催されますパラリンピックへ向けて一体となって準備が進められております。この後に行われます、パラ・パワーリフティング選手のデモンストレーションやボッチャの体験等も通じて、障害やスポーツへの理解を深めていただければと思います。

障害福祉を進める会 会長  内藤 孝雄 様


 『障害のある人もない人も、共に住み続けたいまち、ふるさと国分寺』をテーマに、障害者週間行事として開催いたしました。多くの方にご来場いただきまして、誠にありがとうございます。こちらの行事は国分寺市との共同で行わせていただきます。今年は市政55年の記念となる年ですので、皆様にご協力いただき内容も盛り沢山となりました。ぜひお楽しみいただければありがたいです。けやきの杜さん、国分寺RCさん、一緒に開催していただきありがとうございます。
 また、お願いがございます。災害時の、障害がある方への声掛けを皆様にお願いしたく存じます。声掛けは勇気の要る行動だと思いますが、日頃から心と心のコミュニケーションを結んでいただいて、声掛けが行いやすい環境を作っていただければ幸いです。お互いに思いやりを感じられる世界になればいいなといつも思っております。

来賓ご挨拶

国分寺市議会議長  皆川 りうこ 様


 障害者週間行事が盛大に開催されましたこと、誠におめでとうございます。
国分寺RCさんのご協力により今回は5回目の開催となりました。今回も、開催に際しましては多くの方々のご尽力があったことと思います。
障害を持つ方の環境は、近年大きく変わってきております。その一つには障害者差別解消法という法律が2008年に制定されたこともございます。障害を持つ方自身が政治・経済・文化等、様々な分野へ参加しようと思えるように、ということで少しずつ環境が整えられてきております。最近は国会でもバリアフリー化を行うことが決まっています。
 社会に参加しやすい環境づくりのために、こういったイベントや、日頃からの活動が、これからも長く続いていきますことを祈念いたします。

国分寺市教育委員会 教育長  古屋 真宏 様


  障害者週間行事との開催、おめでとうございます。子供たちにこのようなすばらしい機会を頂き、心より感謝を申しあげます。
 作文コンクールは社会福祉法人けやきの杜さんが毎年開催されています。毎年けやきフェスタで行われておりますが、今年は国分寺RCさんのニコニコアート展とコラボということで、とても素晴らしい企画だと思っております。
 作品の方も、思いが素直に表現され、個性があふれている素晴らしい作品ばかりで、例年より力作が揃っていると感心しております。
 子供たちは多くの市民の皆様に支えられて成長しておりますので皆様にはぜひこれからもご支援いただきたいと思います。また私たち教育委員会といたしましても、子供たちが「一人一人を大切に、障害があっても無くても支えあって、共により良い未来を作り上げてゆける」ように成長できるよう全力で取り組んで参りますので今後ともよろしくお願い申し上げます。

会長インタビュー:照木会長


◇J:COMインタビューにて
 東京国分寺RCが創立50周年を記念してスタートしました『ニコニコアート展』は今年で5回目になりました。
 国分寺市障害者福祉を進める会、国分寺市、国分寺市教育委員会、他関係諸団
体のご協力を得て開催することが出来、感謝しております。障害を持っている人も、そうでない人も、差別なく明るく楽しい社会を目指す、地域貢献活動の一環として始めました。障害者の皆さまは自分の感情をことばで表現することが容易ではありません。しかし、絵画などの創作物で自分の熱い思いをストレートに表現することが出来ます。皆様のポジティブな面を引き出すことは大切です。毎年、表彰される生徒の親御さんに感動し、感謝していただけること、大変嬉しく思っております。今年は77点の作品の中から3点の会長賞を選びました。全て素晴らしい作品のため、優劣つけがたいと思いました。今後共『ニコニコアート展』の活動を継続していきたいと願っております。