東京国分寺ロータリークラブ
多摩中グループ 国際ロータリー第2750地区

第2646回 例会報告(1月17日)

2023年1月23日

第2646回(1月17日)

会場:多摩信用金庫国分寺支店3階

司会:清水SAA副委員長

お客様紹介:宍戸会長

○栁 邦明 様 (東京愛宕RC所属 国際ロータリー第2750地区 ロータリーカード推進委員会 委員長/ロータリー財団委員会 副委員長)
○前田 稔 様 (東京小金井さくらRC 幹事)
○佐藤 剛 様 (東京小金井さくらRC 創立30周年記念実行委員会 委員)
○岩田 敏雄 様 (東京小平RC)

会長の時間:宍戸会長


 皆様、こんにちは。1月10日の新年合同例会は、ここ数年コロナ禍ということもあり、親子揃っての開催は実に3年ぶりとなりました。何事もなく開催できましたこと、大変嬉しく思っています。多くの会員の皆様にもご参加いただき心より感謝申し上げます。
 また、先週の土曜日に小金井警察署の武道始式も3年ぶりに開催され、国分寺RCの会長として参加して参りました。地域で活躍されている多くのロータリアンともお会いでき、大変嬉しく、また頼もしく感じました。
 さて、本日は久しぶりの外部卓話となります。国際ロータリー第2750地区ロータリーカード推進委員会委員長兼、ロータリー財団委員会副委員長の栁邦明様をお迎えし、ロータリー財団についての卓話を頂戴いたします。栁委員長の卓話時間を少しでも多く取りたいので、本日の会長の時間はこれにて終了とします。どうぞよろしくお願いいたします。

来賓挨拶

東京小金井さくらRC 30周年記念実行委員会  佐藤 剛 様


 4月12日(水)に創立記念式典を開催します。記念講演ではICUロータリー平和センター所長の新垣修先生にお越しいただき、平和センターの活動を中心にお話しいただきます。
 祝賀会はピアニストのYoYoさんに演奏いただきます。アメリカの名門、バークリー音楽院でジャズを学んだそうです。素敵な曲を演奏いただきますので、楽しみにしてください。ぜひ多くの皆様に御列席いただきますようお願いいたします。

東京小金井さくらRC 幹事  前田 稔 様


 2月11日(土)に小金井さくら寄席を開催します。柳家さん喬さん、柳亭小痴楽さん等に出演いただきます。三増紋之助さんは駒の曲芸をされている第一人者です。まだチケットもありますので、ぜひ楽しいひとときをお過ごしいただければと思います。

幹事報告:池田幹事


 本日は約3年ぶりの外部卓話です。講師の栁邦明様から「ロータリー財団について」のお話をしていただきますので、よろしくお願いいたします。次週24日は公的休会、次々週の31日は、五月女典子会員、鈴木望会員によるイニシエーションスピーチとなりますので、皆様楽しみにしておいてください。
 1月ロータリーレートは132円です。東京小金井さくらRC創立30周年記念事業「小金井さくら寄席」の申し込み締め切りは、1月20日となりますのでよろしくお願いいたします。

委員会報告

ロータリー財団委員会:照木委員長


 1月号財団室ニュースが配信されましたので報告いたします。
①野生ポリオウイルスによる症例数
 2019年176件、2020年140件、2021年6件、2022年30件。
 1月15日の日経新聞記事によると、コロナ対策に医療資源が振り分けられ、ポリオ・はしか等の乳児予防接種が世界で停滞しています。はしか免疫不足は4,000万人です。
②重点分野に環境分野が新たに加わる
 4月は「環境月間」、7月は「母子の健康月間」になりました。
③ウクライナ危機へのRCの対応
 災害救援資金はウクライナ難民、又は被害者支援が行われている地域への人道的救援活動に活用されました。世界中からRCへ1,500万ドル(20億円)以上が寄付されました。400件以上の補助金を活用しています。
④目標(日本・会員1名あたり)
 年次基金150ドル以上、ポリオプラス30ドルです。
⑤地区セミナー
・1月26日(木)第2回米山記念奨学セミナー
・2月8日(水)第2回地区ロータリー財団セミナー

出席報告:大髙委員長

会員数:37名 免除:3名 メーキャップ済:1名 欠席:2名 出席率:94.4%

ニコニコボックス:大髙委員長


佐藤様・前田様(東京小金井さくらRC):本日は小金井さくらRCの創立30周年記念式典と記念事業の御案内に伺いました。多くの皆様にご出席いただけますよう、よろしくお願いいたします。岩田様(東京小平RC):今年もよろしく。宍戸会長・池田幹事:本日は、栁邦明様による外部卓話になります。約3年ぶりに講師をお招きして「ロータリー財団」についてお話しいただきます。大変楽しみにしております。どうぞよろしくお願いいたします。照木会員:14日(土)は3年ぶりの武道始式で気が引き締まりました。懐かしい人と会うことができ、公安出身の後輩は国分寺市の教育委員会委員に就任していました。ニコニコです。小川会員:私の関わっている電話応対コンクールの模様がNHKで今夜放映されます。嬉しくてニコニコします。尾作会員:先般は父の葬儀に際し、ご会葬、温かなお気持ちをいただき、ありがとうございました。感謝を込めてニコニコします。

12月ニコニコ大賞:藤岡会員

記念ニコニコ:(写真左より)大髙会員、宍戸会長、小川会員、田中一也会員、小椋会員、岡田会員、井澤会員

卓話

「ロータリー財団について」 栁 邦明 様


1.国際ロータリーとロータリー財団の違い
 国際ロータリー(RI)は世界中のロータリアンからの人頭分担金で運営され、国際ロータリー理事会が運営しています。ロータリー財団(TRF)は世界中のロータリアンからの寄付金とその収益金で運営され、ロータリー財団管理委員会が運営しています。


2.ロータリー財団の仕組み
 財団の基本的なプログラムは、ポリオプラスプログラム、補助金プログラム、ロータリー平和センタープログラムです。
①ポリオプラスプログラム
 国際ロータリーは世界保健機関(WHO)、国連児童基金(UNICEF)、米国疾病対策センター(CDC)と協力して活動を開始しました。後にビル&メリンダ・ゲイツ財団(BMGF)が加わり、5つのコア組織で活動しております。ロータリーカードを活用することで、利用額の0.3%や年会費がポリオ根絶活動資金として寄付されますので、皆様ぜひご活用ください。
②補助金プログラム
 地区補助金・グローバル補助金・大規模プログラム補助金・災害救援補助金など、これらの補助金を利用して人道的プログラム、教育的プログラムが行われています。地区補助金やグローバル補助金を使った教育的プログラムには、ロータリー奨学金、VTT(職業訓練チーム)などのプログラムがあります。
③ロータリー平和センタープログラム
 世界平和と開発の担い手となる人材を育て、平和推進者の世界的ネットワークを築く事を目的とした奨学金プログラムです。1,300人以上の平和フェロー学友が、平和構築のために115ヶ国以上で活躍しています。学友は、政府機関や教育・研究機関、国際的組織でリーダーとして仕事をしています。


3.地区ロータリー財団の新たな試み(モシュチュン復興支援)
 キエフの北にあるウクライナの村、モシュチュンにあった建物2,789棟のうち、2,000棟が破壊されました。このプロジェクトのミッションは、世界中のRCがウクライナ政府と共同し、破壊されたモシュチュン村を再建すること、モシュチュンを幸福で独立した近代的ウクライナの象徴とすることです。
 まずは復興の第一段階としてモジュラー住宅を建設します。約300軒のモジュラー住宅を建設予定です。1軒の設置、家電製品、家具(冷蔵庫、空調機、ヒーター、テーブル、ベッド等)にかかる費用は$12,365です。
 プロジェクトの基本方針は、『複雑な設計、革新的な建築資材、手の込んだ資材調達は行わない』『地元で手に入る資材を使用』『「すぐに使える」を念頭に置いたソリューション』です。恒久住宅が復旧するまで、モジュラー住宅を無償で提供します。現在、モジュラー住宅の第一号は既に完成しています。キーウ地区で生産し、生産能力は月に150軒です。
 次に復興の第二段階として完全復興を目指します。コンセプトは、世界的に有名な建築家と共同し、モシチュンの地を未来の象徴とすること。基本方針はデザイン・ソリューション、革新的な建築資材、長期的かつ人間工学的なソリューションです。


4.寄付する意義を見出す
 私もはじめは疑問に感じていましたが、実際にワクチン投与活動をし、寄付が次の世代を作っているのだと気づいたときに重要性を実感しました。日々活動して得た利益を人のために費やすことで人として成長し、会社も大きくなる。そしてまた寄付をするということで、意義の発見につながっていくのではないかと思います。ぜひ寄付のご協力をお願いいたします。