東京国分寺ロータリークラブ
多摩中グループ 国際ロータリー第2750地区

第2669回 例会報告(8月29日)

2023年9月4日

第2669回(8月29日)

会場:多摩信用金庫国分寺支店3階

司会:五月女SAA委員

会長の時間:岡田会長


 本日の例会はイニシエーションスピーチです。中村会員、谷口会員の両名には大いに語っていただき、会員同士がお互いを知り、交友を深めていただけることを祈念申し上げます。
 お二人のイニシエーションスピーチに先立ってというわけではございませんが、現在の私の状況を少しお話したいと思います。現在、私は東京国分寺RC第58代会長を仰せつかって、精力的に活動させていただいております。
 実はその他にも役職を兼任しており、今年1年はかなり会社に負担をかけてしまっているなと感じております。本業は泉産業株式会社という不動産業の会社の代表取締役です。不動産業にも宅建協会という組織があり、そちらの国分寺国立支部の幹事長を務めております。こちらはRCで言うと、幹事みたいな役職です。そこから、本部の別団体、協同組合の多摩ブロックを代表しての理事、協会の子会社の取締役、小会社の商品開発のディレクターみたいなこともしております。
 また、国分寺市は立川税務署管内なので、立川法人会という組織があり、そちらの常任理事、会員増強委員会委員長、国分寺地区内の国分寺中央支部の支部長を兼任いたしております。こちらも月一回の理事会に、2~3ヶ月に1回の委員会、その他諸々の事業や委員会があります。衆議院議員と都議会議員の後援会の幹事長職や市議会議員の後援会の会長も引き受けてしまっていたり、サッカー協会の副理事長だったり、趣味のサッカーの東京都リーグに参加しているチームの代表兼監督や三多摩大会で優勝したりしているサッカーチームの代表兼監督だったり、かたや選手としては国分寺市のリーグは勿論、府中市リーグ、小金井市リーグ、八王子市リーグ、三鷹市リーグ、多摩市リーグ、調布市リーグと7市のリーグの選手だったりします。
 さすがに日程等が被ることは多々あり、どこを優先するかの状況判断や、優先すべきことを決断する能力はかなり磨かれてきたかな?と思う今日この頃です。
 当クラブの諸先輩方も私と同じくらいの年齢の頃には、たぶん同じような状況だったのだろうと思いますし、同じ年代の会員の方々の中にも似たような境遇の方はいらっしゃると思います。違うことがあるとすれば、東京国分寺RCの会長であるという事だけだと思います。この大役、今は私にしかできず、私でなければだめだと自分に言い聞かせ、改めてこの1年間を大切に、そして自ら楽しんで、率先して、クラブの為のあとひとつの行動を頑張って参りたいと思っております。

幹事報告:小林幹事


 8月24日の多摩中グループ協議会に会長、幹事で出席いたしました。次に8月25日にパスト会長会を、会長および歴代パスト会長と開催いたしました。
 また、国際ロータリー第2750地区より秋田豪雨災害義援金のお願いが届いております。第2540地区である秋田県におきまして、7月14日から18日にかけての記録的大雨により、河川の氾濫による家屋浸水や土砂崩れによる大きな被害が生じています。第2540地区では災害支援活動に着手され、秋田豪雨災害支援金を開始し、第2750地区もこれに賛同し、地区より支援のお願いがきております。この後募金箱を回しますので、皆様の支援をお願いいたします。
 本日の予定といたしまして、中村琢次会員と谷口昇由会員によるイニシエーションスピーチを行います。楽しみにしております。よろしくお願いいたします。
 9月の例会予定といたしまして、5日(火)および12日(火)にイニシエーションスピーチを予定しております。19日(火)はRI規定祝日週として休会、26日(火)は新会員歓迎例会となっております。詳細は後日ご案内いたします。
 主な行事日程といたしまして、9月7日(木)に第91回多摩中グループ親睦ゴルフ大会に会長、幹事、田中将太郎委員長、飯沼克己会員と参加いたします。

委員会報告

米山奨学・国際奉仕・クラブ特別基金委員会:照木委員長


(1)岡田会長の指示により、8月30日に、近藤副委員長、小椋委員と共に、ロータリー財団委員会で打ち合わせを行います。
(2)財団室ニュース8月号
①ウクライナ救援基金
 戦争の被害を受けた人々への支援提供。過去14か月で1,600万$(22億円)の寄付。何百件もの補助金活動に使用されたが、資金は全て使い尽くされ40件以上が保留。更なる寄付が必要。
②パキスタン(人口2.3億人)への支援
 2022年6月のモンスーンで洪水救援資金。1,400人以上死亡、3,300万人以上が被災、50万人以上が救援キャンプ生活。
③野生型ポリオウイルスによる症例数
 2019年176件、2020年140件、2021年6件、2022年30件(パキスタン20件、アフガニスタン2件、モザンビーク8件)、2023年1月1日-7月18日6件(パキスタン1件、アフガニスタン5件)
(3)第1回クラブ米山奨学委員長セミナー
 7月28日(金)に御茶ノ水ソラシティで開催。地区役員58名+89の対象クラブで、84名参加。
①何故中国人留学生が多いか?
 外国人留学生の46.6%が中国人。各地区選考委員会は指定校に対し推薦者は1か国に偏らないように要望。
②全国での累計
 129ヶ国、22,900名、年間900名支援。予算は14億5,000万円。
③2750地区の累計
 62ヶ国、1,500名。内訳は韓国500名、中国400名、台湾300名、他ベトナム、マレーシア、タイ。
 2022-23年度1年間の寄付総額7,511万円。
 個人平均17,600円、特別寄付者割合40.5%。
④ロータリーにとってATMは大切な合言葉
 A:明るく、T:楽しく、M:前向きに

出席報告:田中将太郎委員長

会員数:43名 免除:2名 メーキャップ済:1名 欠席:4名 出席率:90.2%

ニコニコボックス:田中将太郎委員長


岡田会長・小林幹事:暑い中皆様お疲れ様です。本日は中村琢次会員、谷口昇由会員のイニシエーションスピーチ楽しみにしています。まだまだ暑い日が続きそうですが体調には充分にお気を付けください。馬場会員:出身高校であります慶應義塾高校が、107年ぶりに甲子園、夏の全国高校野球大会で優勝し、同級生の仲間と、応援や祝勝会で盛り上がり楽しい時間を過ごすことができました。活躍した、すばらしい選手達に感謝して、ニコニコします。小川会員:岡田会長、小林幹事頑張れ!!のニコニコです。鳥居会員:今年度は、業務上の都合で通常例会の欠席が続いていて申し訳ありません。前回例会に久しぶりに出席したら、妻の誕生日祝を頂いてしまいありがとうございました。今年も妻が楽しみにしていましたので感謝です。欠席は必ずメーキャップしていますのでご安心を!!追伸:中村会員、谷口会員のスピーチ生で聞きたかった!萩原会員:お食事の手配に不備があり申し訳ございません。反省。谷田会員:昨日ゴルフコンペがありました。スコアはいつも以上に悪かったです。自戒を込めて、ニコニコします。中村琢次会員:先週の例会では誕生日のお花を頂きありがとうございました。誕生日当日にイニシエーションスピーチと緊張しますが、良い経験をさせていただけると思い頑張ります。

ニコニコ大賞:近藤会員

イニシエーションスピーチ

・中村 琢次 会員


 今年の2月に入会し、早7ヶ月が経過しましたが、とても親切に温かく迎え入れていただき、大変感謝しております。本日は例会の貴重な15分をいただきありがとうございます。
 大した人生は送ってきてはございませんが、人生を振り返る事はなかったので良い機会を与えていただいたと思います。また、最後にまだ7ヶ月間と短い期間ですが、私が感じた東京国分寺RCについても少し触れさせていただきたいと思います。
 出身は北海道の札幌市です。父がデパートマンであった為、転勤先で私は誕生しましたが、2歳で東京に戻る事になったので、全く北海道の記憶はございません。
 元々運動神経だけは良く、色々なスポーツをしたかったので、小学校はサッカー、中学校は剣道、高校はバスケ、大学では2年生までに単位を取得し、波乗りをしておりアルバイトでお金が貯まると海外や青森県、宮城県、福島県にサーフトリップに行っていました。
学生時代にはやりたい仕事が見つけられず、学校の就職課でたましんを紹介してもらい入庫。最初の配属は中河原支店でした。入庫後、3ヶ月ぐらい経過した頃に上司から「フォローするから受けてみなさい」と言われ、店頭で初めて住宅ローンのお客さま対応をしました。必要な書類も全く解らず、上司に最後までフォローいただきながら無事に何とか実行までできました。
 実行した2週間後ぐらいに、そのお客さまが家族全員で御来店されました。私は、何かミスか失礼な事でもあったかとお客さまにお聞きすると、「本日は家族全員であなたに一言御礼を言おうと思って来店しました。あなたのお陰で夢であったマイホームがやっと買えました。ありがとう」と。フォローしてくださった上司とともに、こちらからも深々と御礼をお伝えしました。この時に、金融機関の仕事はお客さまのためになる事もできる、やり甲斐のある仕事だと好きになりました。
 10月頃には、翌年から営業係になるため、5日間新規先中心に100先のお客さまを毎日訪問し、定期預金や定期積金をご契約させていただく研修がありました。
 当然門前払いになったり、毎日訪問するので話す話題も少なくなる事もありました。初日、二日目と門前払いだったお客さまがインターフォン越しに「入ってらしゃい」と言われ、初めて玄関先にお伺いすると、奥様が新券で10万円用意しておいてくれて定期預金をご契約してくださいました。お子さんも私と同じぐらいの歳で、社会人なりたてで仕事は大変だろうと思い、忍びないと感じていただいたそうです。初めてお客さまから現金をお預かりする事になり、落としたら大変と手提げ鞄を胸に抱き抱えて支店に歩いて帰り、夕方の営業室での終礼でお客さまの温かさに感動してつい泣き出してしまった事を今でも覚えています。
 当庫にお金をお預けいただけるありがたさや、お客さまのお役に立てる仕事である事を体験できたのは、1年目の私にとって貴重な経験となりました。
 その後は、小金井・府中・本店・再度中河原・本部・東立川支店にて勤務し、2014年から副支店長兼任お客さまサービス課長として国分寺支店に着任。当初、担当するお客さまは54先、3年後に異動する際は234先と、本当に多くのお客さまとお仕事をさせていただき、しかも支店長にさせていただいたのは国分寺のお客さまのお陰だと思います。
 支店長として日野にある平山支店に着任しますが、5ヵ月後に父が他界。5ヶ月前に支店長になれた事を両親が大変喜び、この事も国分寺のお客さまのお陰だと感謝しています。翌年から平山支店の隣の駅にある南平支店も同時に受け持つ事になり、初めての経験で不安もありましたが、2店舗の職員が協力してくれたお陰でお客さまにご迷惑をお掛けする事も少なく乗り越えられたと思います。
 次に、立川にある栄町支店と幸町支店の2店舗を同時に受け持つ事になりますが、前店舗での経験を活かす事ができ良かったと思います。栄町支店の副支店長も国分寺支店経験者で、よく二人で業後に飲みに行きました。その際に「役職定年か、定年になる前に最後にもう一度だけ国分寺エリアの店舗に戻りたいよね」と話していましたら、今年1月の人事異動で国分寺支店に戻る事ができて、本当に夢が叶い、たましん人生に悔いはありません。
 副支店長時代も、異動後でも国分寺のお客さまとは仕事上でもお付き合いがあったり、たましんを仲間だったり、家族みたいに扱ってくれたり、お人柄も良く、業後には一緒にお食事をしたり一生のお付き合いができる、あったかい町、国分寺という思いでいます。逆に最近寂しくなるのは今年も残り4ヶ月となり、国分寺支店にいれたとしても残り2年4ヶ月で、副支店長時代同様にまた泣きながら異動の引継ぎになる事が嫌でしょうがありません。
 最後に、東京国分寺RCについて話させていただきます。毎月月初には理事会があり、会長・幹事の元、毎回議論をし、イレギュラーの事やマニュアル、細則にも明記がない事案があると、パスト会長はじめ経験者である諸先輩方が助言をくださったり、重鎮の方々も若手含む現各委員長も時にはお互いに意見を出し合ったり、時にはお互いに称え合い、いつも本当に真剣に話し合っている事も入会して間もない私にとっては凄いと感じます。代々の会長が自分の年度だけ良ければではなく、60周年を見据えて次に必ず繋げていくという気持ちがみんなに伝わり、また今年度は岡田会長が「『あとひとつ』をみんなで意識する事が大きな力を生み、クラブ全体の向上にも繋がる」と仰ると、会員の皆さまも「『あとひとつ』を自分もやろう」となり、本当に東京国分寺RCはワンチームだと思います。
 先週の清瀬さんの卓話を拝聴し、1年間で人は年齢に関係なく、志さえ強く持てば成長できると感じ、日本の将来を担う若い方をロータリーで応援している事も素晴らしいと思います。
 まだ未熟ではありますが、皆さまに御指導をいただきながら私も更に成長したいと思います。
 本日は御清聴ありがとうございました。

・谷口 昇由 会員


 私は昭和52年生まれの46歳で、家族構成は妻と長男、次男の4人家族です。
 出身地は静岡県沼津市、父方の実家は精肉店、母方の実家は漁師でしたので、タンパク質の摂取には何不自由なく育ちました。
 父は加工食料品メーカーで営業職を担っていましたが、会社が急成長を遂げていたこともあり、朝5時過ぎに家を出て夜中の12時近くに帰宅する毎日を過ごしていました。ですので、平日に父の顔を見た記憶はなく、週末、たまに食事をしたりキャッチボールをしたくらいの接点でした。ただ、数少ない父との会話から、仕事への情熱や誇りを感じていました。その後、父は会社内に新たな部署を立ち上げ、リーダーとしてその部署を大きく成長させ、会社の上場に貢献しました。私は幼いながらもそんな父を尊敬していました。後々、私も営業畑を歩むようになりましたが、父の影響があったのかもしれません。
 小学校、中学校は地元の公立校でのびのびと過ごしました。中学校に入学した当初、学校内は結構荒れており、大変な環境でしたが、今思えば、中学校時代が最も多様性に富んだ人たちの中で生活し、様々な価値観に触れることができた時代でした。ちなみに、1学年下には水泳平泳ぎでオリンピック金メダルを獲得した岩崎恭子さんがいます。
 高校は地元の進学校、沼津東高校に入学しました。学校のOBには芥川賞受賞作家の井上靖さんやソニー元社長の大賀典雄さんなど、偉大な諸先輩がいらっしゃいます。当時は古風な文化が色濃く残っており、毎日非常に厳しい応援練習が続きましたが、精神力の鍛錬としては有用だったのだと思います。部活は硬式テニス部に入り、3年間一生懸命取り組みました。3年生の9月くらいに最後の大会が終わり、受験勉強にシフトしましたが、準備が間に合わず、浪人生活を送ることになります。
 1年の浪人生活を経て、一橋大学に進学することになりました。下宿先は小平市学園西町で、小平キャンパスに近い場所で私の一人暮らしが始まりました。所属したテニスサークルの拠点が小平キャンパス内にあったこともあり、4年間小平を拠点に国立や国分寺でキャンパスライフを謳歌しました。運転免許証も国分寺の日立自動車学校で取得しましたし、国分寺という地は私にとって非常になじみ深い地域といえます。
 2001年に大学を無事卒業し、現在の三菱UFJ銀行の前身の一つである三和銀行に入行しました。入行店の横浜支店では主に中華街関連の法人担当の営業として、中華料理屋や中華食材の輸入業を営むお客様の支援を行いました。以降、法人営業担当として名古屋、大阪、京都といった様々な地域で、各地域の様々な規模、様々な業種のお客様をご支援してきました。そして、満を持して今年の4月に国分寺支店長を拝命し、20数年ぶりに第二の故郷へ帰ってきました。
 国分寺支店には、営業担当や店頭事務担当など契約社員を合わせると総勢50数名が勤務しています。私は国分寺で初めて支店長になったわけですが、支店長の役割として最も大事なことは、人材育成と迅速かつ明確な判断をすることだと考えています。様々なバックグラウンドをもつ方々がいる中、すべてのメンバーのモチベーションを上げるのはとても難しいことですが、日々それに挑戦しています。
 毎月初の朝礼で私が支店のメンバーに言葉を伝える機会があるのですが、今月は今年度の東京国分寺RCのクラブテーマである「あとひとつ」を使わせていただきました。仕事人として成長するには自分ができる範囲だけでなく、これまで負担がかかるから避けていたこと、自分がこれまでやったことがないことを自ら進んでやってみることが必要だと思います。「いつもより少し大きな声であいさつをしてみる」といった、ちょっとしたことから、新しい資格の取得に挑戦したりと、「あとひとつ」の精神で取り組む大切さを支店のメンバーに呼びかけました。私を含めた国分寺支店のメンバーが成長すれば、国分寺に関わる方々に貢献できると信じて、これからも強い支店にすべく、日々奮闘していきたいと思います。
 繰り返しになりますが、学生時代に生活した国分寺で仕事をするようになったことに、とても深い縁を感じています。三菱UFJ銀行国分寺支店長と東京国分寺RCロータリアンそれぞれの立場から、国分寺という地域に貢献できるよう私なりに取り組んでいきます。