東京国分寺ロータリークラブ
多摩中グループ 国際ロータリー第2750地区

第2671回 例会報告(9月12日)

2023年9月21日

第2671回(9月12日)

会場:多摩信用金庫国分寺支店3階

司会:萩原SAA委員長

会長の時間:岡田会長


 本日の例会は粗食弁当の例会です。最近、この粗食弁当の例会が終わった際に、会員の方々から「量がちょうどよかった。これくらいがちょうどいいね。」等のご意見を伺うことが多くなってきました。ありがたいお話ですし、お気遣いいただいてのお言葉でも大変うれしく思います。
 前にもお話させていただきましたが、この1年間を通して、粗食弁当を行わせていただいた分の例会開催費の残金分で、子供用車いすを購入したいと考えております。その車いすを借りたいとお考えだったご家族のご子息は6歳という年齢で生涯の幕を閉じてしまいましたが、少しでも彼がこの世に生を受け、存在していたことを忘れず、形として残るようなことができたのならば、ロータリアンで良かったなと改めて思える自分がいます。ご協力いただいている会員の皆様方には重ねて厚く御礼を申し上げます。
 さて、本日はイニシエーションスピーチ3週目ということで、土井満春会員、山下亜弥会員、野池博会員の3名の会員にお話をしていただきます。2週連続でイニシエーションスピーチを見て、聞いていただいておりますので、非常に期待して聞かせていただきますので、何卒宜しくお願いいたします。
 先週の7日(木)に多摩中親睦ゴルフコンペが開催されました。後ほど幹事より詳細はご報告があると思いますが、団体成績では4位という成績で終えましたこと、ご報告させていただきます。
 また、10日(日)に蒲田のプラザ・アペアという会場にて、2750地区の派遣交換プログラムの帰国報告会・来日生歓迎式・派遣候補生合格授与式に、清水会員、萩原会員と伺って参りました。当クラブからの帰国生の清瀬茉莉さん、派遣候補生の清田舞さんの両名も参加しており、帰国生の清瀬茉莉さんは、先日当クラブで卓話を行っていただいたときと同じように笑顔を絶やさず、充実したアメリカでの生活を多いに語っていらっしゃいました。また、派遣候補生の清田舞さんは、合格証書授与式の後にスピーチする時間があり、1か月弱でここまで成長するのかと思うほど、きちんとご挨拶をしている姿を拝見し、大変頼もしく、今後の成長が楽しみだなと感じることができました。
 帰国生と派遣生を同時に輩出しているクラブは2750地区の中でも当クラブだけで、大変誇らしく、当クラブの会員の皆様方のご理解とご協力に大変感謝申し上げます。これからも当クラブは地元、国分寺地域で頑張っている子ども達、手を差し伸べなければならない子ども達、助けが必要な子ども達に、少しでも力を分け与えることのできるクラブであり続けたいと考えております。
 あと一つ、周囲の環境や状況にアンテナを張り巡らし、しっかりと地域社会への貢献と少年少女の育成の手助けを取りこぼすことなく行える団体を目指して参りましょう。

幹事報告:小林幹事


 9月5日(火)に地区大会実行委員会がZOOMにて開催され、荒井会員が出席いたしました。
 9月7日(木)に第91回多摩中グループ親睦ゴルフ大会開催され会長、幹事、飯沼会員、田中将太郎会員と参加しました。東京国分寺RCは総合で4位でした。個人では私が5位、会長が9位でした。
 9月10日(日)には、ロータリー青少年交換プログラム2022-23清瀬茉莉さんの派遣生帰国報告会・2023-24派遣候補生清田舞さん合格証授与式がプラザ・アペアにて開催されました。岡田会長、萩原委員長、清水副幹事が出席いたしました。
 本日の予定としまして、イニシエーションスピーチを土井満春会員、山下亜弥会員、野池博会員にて行います。楽しみにしております。よろしくお願いいたします。
 今後の9月の例会予定といたしまして、19日(火)はRI規定祝日週といたしまして休会、26日(火)は新会員歓迎例会となっております。詳細は後日ご案内いたします。
 主な行事日程といたしまして、本日、第1回炉辺会合がくいしん坊にて18時より行われます。参加者は富永会員、関口会員、濱仲会員、池田会員、奈須会員、田中将太郎会員、野池会員、会長、宍戸委員長、幹事です。
 19日(火)の第1回IM実行委員会に鈴木会員が出席いたします。
 20日(水)の2024-25年度第3回ガバナー補佐研修会に中村早苗会員が出席いたします。
 29日(金)の2024-25年度第1回常設委員会会議に中村早苗会員が出席いたします。
 9月のロータリーレートは146円です。
 以上となります。

委員会報告

青少年奉仕委員会:藤岡委員長


 先週RYLA委員会があり、10月7日(土)~9日(月)に開催される「RYLA2023」の応募者38名の審査を行いました。当クラブから推薦した3名の方はすべて通過いたしましたのでご報告いたします。
 10月7日午後、9日午後に報告会がありますので、お時間がありましたらご参加いただければと思います。

米山奨学・国際奉仕・クラブ特別基金委員会:近藤副委員長

【財団室ニュース9月号】
(1)2022-23年度グローバル補助金の承認件数
 ①世界:1,098件
 WF(World Fund)国際活動資金6,900万$=96億円
 ②日本:80件
 408万$=5億7,000万円
 重点分野別件数:疾病37件、 平和11件、教育8件、母子8件、環境8件、経済4件、水4件
(2)2022-23年度重点分野別奨学派遣数
 疾病12件、平和10件、教育6件、母子3件、環境6件、経済3件、水1件
(3)野生型ポリオウィルス症例数
 2023年1月1日~8月22日:計7件(パキスタン1件(1件増)、アフガニスタン5件)

奉仕プロジェクト委員会:奈須委員長


 こんにちは。奉仕プロジェクト委員会の奈須です。
 9月11日(月)の19時から、タツミ建設様事務所にて奉仕プロジェクト委員会を開催いたしました。お忙しい中、小林幹事にもご参加いただき、委員も含めて11名での会議となりました。
 会議議題は、ニコニコアート・東京RCカップ・国分寺まつりでした。現状の報告の中で皆さんの積極的な意見もあり、有意義な時間となりました。
 毎年の事で奉仕プロジェクトは年末に向けて忙しくなりますが、成功に向けて引き続き頑張って参ります。
 また、この奉仕イベントは皆様の力が必要になります。ぜひご協力の程宜しくお願いいたします。

指名委員会:宍戸委員長


 本日第1回目の炉辺会合があります。時間は18時から、くいしん坊で開催いたします。
 参加者は富永会員、関口会員、濱仲会員、池田会員、奈須会員、田中将太郎会員、野池会員、会長、幹事、宍戸の計10名で行います。どうぞよろしくお願いいたします。

出席報告:伊東委員

会員数:43名 免除:4名 メーキャップ済:1名 欠席:4名 出席率:89.74%

ニコニコボックス:伊東委員


岡田会長・小林幹事:これから多くの事業が目白押しですが宜しくお願いいたします。本日は土井満春会員、山下亜弥 会員、野池博会員、イニシエーションスピーチを楽しみにしています。自分の思いを大いに語ってください。鳥居会員:本日新会員の方のイニシエーションスピーチ楽しみにしています。特に、共に働いて20数年。土井会員の涙と笑いのイニシエーションスピーチで、私の知らなかった話が出てくることを楽しみにニコニコします。田中将太郎会員:先日の多摩中ゴルフでスコアは82とそこそこでしたが、ハンデが4.6しか付かず、順位が4位と足を引っ張ってしまいました。申し訳ない気持ちを込めてニコニコします。

イニシエーションスピーチ

・土井 満春 会員


 社会福祉法人けやきの杜の土井満春です。1972年、昭和47年に大阪府豊中市で生まれました。言葉のイントネーションでもお気づきの方がいるかと思いますが、バリバリの関西人であります。
 子どもの頃からの文房具好きが高じて、大学の4年間はずっと文具店でアルバイトを続け、卒業後は筆記具メーカーに就職しました。
 就職した会社では、およそ3週間の新入社員研修がありまして、当時は阪神・淡路大震災の影響で新幹線が復旧していませんでしたので、3週間ずっと大阪に帰れず、東京でのホテル暮らしが続きました。その心細さに耐えきれず、うっかり同期採用であった東京の女性と親しくなってしまいまして、その女性が現在の配偶者になっております。
 筆記具メーカーでは大阪支店に配属され、文具店や代理店のルート営業で楽しく仕事をしていたのですが、たった1年半ほどで東京本社・量販部に異動となってしまいました。
 大阪で「文具屋の奥さんや問屋のおっちゃん」を相手に冗談ばかり言っている営業と、東京本社量販部での営業は全てが別物であり、そのギャップに大いに苦しむようになりました。ずっと大阪支店に帰りたいと思っていましたが、東京転勤を喜ぶ今の配偶者の前で大阪に帰りたいとも言えず、そんな仕事ぶりで評価されるわけもなく、また文具業界と自社の業績も当時は悪化の一途であったため、悲観してしまい3年足らずで退職してしまったのです。
 その後は医療衛生機器を扱う会社に移ったのですが、仕事でお会いした特別養護老人ホームの理事長から、「土井さんも是非高齢者福祉を勉強された方が良い。これから高齢者福祉の世界は激変する!今勉強しなさい」と熱く語られ、その気になって夜学に通うようになりました。
 仕事は続けて学ぼうと夜学を選んだのですが、忙しい年末に3週間も施設実習に行かねばならず、さすがに会社を辞めざるを得なくなり、おまけに学校の手違いで、希望していなかった知的障害者施設での実習を設定され、失意のうちに武蔵野市の施設に向かったことを記憶しています。
 当時の私は知的障害者福祉に特段関心はなかったのですが、逆に関心がなかったからこそ白紙の状態で実習に臨めたようで、日を追うごとに楽しさとやりがいを感じるようになってきました。中でも重症心身障害と言われる、重い知的障害と身体障害を併せ持つ方と接したことは人生における大きな学びとなりました。
 また、情熱がほとばしるような施設長、丁寧に指導してくださる主任との出会いもあり、全く気乗りしなかった施設実習も、半ばになると「卒業後は知的障害者の支援職になりたい」と決心するほどでした。
 職を辞して実習に来た私を施設長が心配し、「取りあえずのアルバイト先で」と紹介されたのが、社会福祉法人けやきの杜です。当時のけやきの杜は、「これからどんどん事業展開をしていこう」という急成長期の直前。そのような環境だったからこそ、中途半端に要領よく、少々口が達者なだけの私でも活躍の機会を与えられ、成長できたと思います。
 また、自身の成長と言う点で欠かせないのがJC、青年会議所での経験です。何故なら、福祉の仕事では得られない気づきや学びが数多くあったからです。時には徹夜で議案を作りこむ、納得するまで議論を重ねる、セレモニーをきっちりとやる、とにかく人前で話す機会が増える…など様々な学びがありましたが、最も感銘を受けたのは「おもてなしの心」であり「人を大切にする行動」です。
 私のJC歴はたった4年なので、学んだと言っても、表面を軽くなぞった程度かも知れませんが、多くの人と出会い、公私ともに良いお付き合いをさせていただき、何よりもJC時代のご縁を通じて東京国分寺RCに入会できたことを嬉しく思っています。
 振り返ると、これまで私は自分で何かを切り拓くと言うよりは、多くの出会い、ご縁によって生かされてきましたし、ありがたい機会もたくさんいただきました。
 これからも皆様とのご縁を大切にしながら、我が街国分寺と国分寺市の障害者福祉のために少しでも貢献できるよう微力を尽くしたいと思います。

・山下 亜弥 会員


 私の出身は山梨県都留市で3人姉妹の末っ子です。
 父は当時、型枠大工の社長をしていて、仕事と銀座とゴルフが大好きなとてもかっこいい人でした。そんな父は私が21歳の時、53歳で亡くなりました。生前父は銀行さんから借り入れをしていたようで、その連帯保証人は父の個人名であることを当時の私は知りませんでした。生命保険はどこもお付き合い程度。そのため残された私たちは相続放棄をせざるを得ず、本家を売ることになり私達家族はバラバラになりました。
 私はというと、父にウェディングドレス姿を見せたい、孫の顔を見せたいと思い大慌てで結婚しました。でも父は結婚式の2ヶ月前に息を引き取りました。そんな結婚生活は26歳で終わりを迎えます。5歳の娘を抱えたシングルマザーはどこにも雇ってもらえず、たまたま求人広告を出していた大同生命に拾ってもらいました。当時の私は、生命保険といえば市役所でアメを配ったり、しつこいと邪険にされたり、保険のおばちゃんと呼ばれるのだ、とよくわからない偏見がありましたが、仕事を選んでいる場合でもなくそのまま入社しました。
 保険を勉強していくうちに、経営者は借入金も銀座も接待ゴルフも必要。父に足りなかったのは健康管理と経営者としてのリスクマネージメント、それをアドバイスしてくれる保険のおばちゃんだったということに気づきました。
 私が担当させてもらったのは国立の法人さんでした。国立の社長や奥様たちはほんとに温かく、いろいろな話をお聞きして行く中でみんな色んなことを乗り越えて今があることを知り、たくさんの元気をいただいたのを今でも覚えています。
 大同には約7年いましたが、生保だけでなく損保も勉強して、社長にも従業員にもそのご家族にも私のような悲しい思いは絶対させない!という気持ちになり、今では本多のもとどんなリスクにも対応できる保険のおばちゃんになりました。この仕事を始めてから16年が経ちましたが、今は天職だと思っています。

・野池 博 会員


 出身は東京都江戸川区の一之江町という場所です。江戸川区の一之江町という場所は「金魚苑団地」と呼ばれ、昔、深川や砂町にあった金魚の養殖業者が、人口増加に伴い江戸川区に移転してきた場所で、近所に金魚の養殖業者が数件と、淡水魚養殖漁業協同組合という金魚のセリなどを行う場所がありました。小学生のころは金魚の養殖池に忍び込み、ザリガニを捕まえたりして遊んでいました。
 高校卒業後の進路で悩んでいる時に、同級生の勧めもあり、大学受験と並行して国家公務員採用試験を受験し、合格しました。ちなみに、大学は全滅してしまったため、税務職員となりました。高卒で税務職員に採用されると、1年間研修所の寮に入寮し研修を受けることとなります。その後、私の時は、さらに3か月間の研修があり、ようやく税務署に配属されることとなります。
 研修終了後、私は四谷税務署に配属され、相続税、贈与税や譲渡所得などを担当する資産税担当に配属されました。配属後、自分の席に座ると電話が鳴り、すぐに応対するように先輩から言われ、電話応対をしたことが今でも忘れられません。
 私は主に、相続税の調査事務に従事していました。亡くなった方の財産が正しく申告されているか相続人の方々から話を聞き、財産を確認するのが相続税調査です。財産を確認させていただくときに、亡くなった人の自宅や相続人の自宅、それと経営している会社など、財産が保管されている可能性があるあらゆる場所を見せてもらいます。このような経験から、調査で税金が増えないだけでなく、調査に来られないような申告書を作りたいと思い、そのような仕事をする税理士になることを決意しました。
 最後になりましたが、RCのことがまだわからない若輩者ではございますが、岡田会長の掲げる『あとひとつ』が自分には何なのかを追い続けて、自分自身の成長の成長を促し、その結果、クラブへの貢献につなげられるよう精進していきたいと思います。
 本日はご清聴ありがとうございました。