東京国分寺ロータリークラブ
多摩中グループ 国際ロータリー第2750地区

第2691回 例会報告(4月2日)

2024年4月8日

第2691回(4月2日)

場所:多摩信用金庫国分寺支店3階

司会:荒井SAA委員

お客様紹介:岡田会長

高橋 ちなみ 様 (Studio Juice 代表)

会長の時間:岡田会長


お客様のご紹介をさせていただきます。本日の例会で卓話の講師をお願いしております、高橋ちなみ様、本日はご来会賜りありがとうございます。会を代表して厚く御礼申し上げます。
後ほど、卓話の時間にて、高橋様のご紹介をプログラム委員長の清水委員長よりさせていただきますが、その前に、高橋様と出会うきっかけの部分を少し、会長の時間でお話しさせていただこうと思います。私の記憶を遡ってお話しさせていただくので、怪しい部分はございますが、そのあたりはご容赦いただきますようにお願いいたします。
きっかけとなった日ですが、確か東京国立白うめRCの周年記念式典でパレスホテル立川に伺った時だったと思います。その時に私と同じテーブルに清水プログラム委員長が同席していました。
料理の給仕をしてくださる女性の中で、愛嬌が良く、活発に話しかけてきてくれた女の子がいました。清水会員と「すごく感じが良いね~」と話していたことを覚えています。
何度か会話を交わした際に、「何かスポーツをやっているの?」と聞いたところ、「ダンスをやっていました!!」と元気に答えてくれました。その後、彼女のほうから、世界大会に出たこともあるというお話と、ダンスで世界平和を目指して踊ったことを教えてくださいました。そこからは私と清水会員の質問攻めで彼女にお話しを伺いました。
なかなか給仕のタイミングですべてを伺うことはできず、場所が国分寺にあるダンススタジオ「Juice」という名前と、本人は国分寺在住ではなくて、小平在住だったということは教えていただきましたが、肝心な、その彼女のお名前を聞くのを忘れてしまいました。その後、ネットやSNS等から国分寺ダンススタジオ「Juice」という教室名だけを頼りに、本日の講師の高橋ちなみ代表とお会いすることができ、本日に至ります。
きっかけはどんな形であれ、様々な機会にアンテナを張り続け、このような形でご縁を紡ぐことができたことは大変うれしく思います。高橋代表には無理をお願いして、昨年の忘年家族例会の席で生徒さんたちに踊っていただきました。本日も不慣れな卓話を行っていただくことに大変恐縮しております。自然体で行っていただければ、お考えは伝わると思いますので、どうか緊張なさらずにお話いただければと思います。
ダンスを習っている子ども達は発表する場が少なく、昨年の忘年家族例会でダンスを披露できたことを大変喜んでいただけました。そのような機会の場を提供できる際には、ぜひご協力をお願いいたします。子どもたちが笑顔で踊っている姿は、見ている大人達を元気にできる魔法のような力だと思います。私もまたいつか笑顔で踊っている子どもたちの姿を拝見して、元気をもらいたいと思っております。
4月、新年度を迎え、本日の卓話のご縁をくれた名前も知らなかった彼女に本日のお礼と、新しい門出が幸多くあれという思いをご祈念申し上げ、会長の時間とさせていただきます。本日もどうぞ、よろしくお願いいたします。

幹事報告:小林幹事


幹事報告をさせていただきます。
本日は講師 Studio Juice代表 高橋ちなみ様に、「ダンスによる世界平和を目指して」という題で卓話をしていただきます。楽しみにしております。
9日は講師 高野巌様に卓話タイトル「出雲神話と邪馬台国」という内容で卓話をしていただきます。
主な行事予定としまして、15日に2024-25年度地区研修協議会に会長エレクト、副幹事が出席いたします。
17日に東京昭島中央RC創立35周年記念式典があります。
19日にIM実行委員会に鈴木会員が出席いたします。
4月のロータリーレートは151円です。
以上となります。

委員会報告

米山奨学・国際奉仕・クラブ特別基金委員会:照木委員長


財団室ニュース4月号
(1)5年前の2019-20年度RI会長はマーク・マロニー会長で、現在はロータリー財団管理委員長。ロータリー国際協議会議で講演された。(毎年世界中のガバナーエレクトが集まり意見交換をする。)
ロータリーは美しい車、ロータリー財団は目的地まで走らせるエンジン、ロータリアンの奉仕活動や寄付はガソリン。ロータリーは「よいことをする」:ポリオから子どもたちを守り、乳幼児死亡率を減らし、自然災害で破壊された地域を回復する。
(2)野生型ポリオウイルス症例数
昨年2023年の1月1日から12月31日まで、パキスタン6件、アフガニスタン6件で計12件。今年2024年1月1日から3月19日まで、パキスタン2件。99.9%撲滅で残り0.1%。パキスタン、アフガニスタンの課題は貧困、宗教、紛争。
(3)WHO(世界保健機構)は4月24-30日まで世界予防接種週間と定めている。
4月は環境月間だが、ロータリーと世界ポリオ根絶維新活動団体(GPEI)はポリオから子供を守るための予防接種の重要性を強調するため、毎年この機会を活用している。

出席報告:田中将太郎委員長

会員数:42名 免除:2名 メーキャップ済:0名 欠席:7名 出席率:82.5%

ニコニコボックス:田中将太郎委員長


岡田会長・小林幹事:ようやく桜も咲きました。桜のように明るく毎日を過ごしましょう。本日は高橋ちなみ様の卓話楽しみにしています。宜しくお願いいたします。井口会員・清水会員:本日は次年度役員・理事・委員長および地区委員会出向者顔合わせ会を開催します。どうぞよろしくお願いいたします。馬場会員:昨日は大学卒業50年の節目を記念し、大学の入学式に招待され出席をいたしました。新入生たちの若い熱気に触れ、また、友人たちとの50年ぶりの再会に感謝し、ニコニコします。照木会員:あっという間の73才。毎日、楽しくラッパとホラを吹いています。バラの花を頂きありがとうございました。ニコニコです。鳥居会員:令和6年を迎え社会福祉法人けやきの杜では、大学卒の職員を4名新規採用することができました。新卒職員の活躍を願って、そして内輪で褒め合ってすいません。リクルーターの土井満春会員の尽力に感謝してニコニコします。谷田会員:4月になりました。私は今月23日が誕生日です。50代と言えるのも、あとわずかです。ニコニコ過ごせる60代であることを希求して。大髙会員:かねてよりお付き合いしていた方と、昨日入籍いたしました。皆様今後ともどうぞよろしくお願いいたします。ニコニコです。大出会員:私の愛する大髙会員、入籍おめでとうございます。嬉しいのでニコニコします。伊東会員:大髙真一会員、ご入籍誠におめでとうございます。奥様と笑顔あふれる楽しい時間をお過ごしください。引き続きたまには私とも飲んでください!

ニコニコ大賞:近藤会員

記念ニコニコ:(写真左より)谷田会員、小林会員、藤岡会員、飯沼会員、濱仲会員、髙橋会員、田中将太郎会員

卓話

ダンスによる世界平和を目指して

Studio Juice 代表  高橋 ちなみ 様


私は国分寺市で15年間ダンス教室を開催しております、Studio Juice代表の高橋と申します。先程見ていただきました映像は、世界50都市から予選を通過した各国代表チームが出場する、「World of dance」という世界大会決勝戦になります。
私共のチームは、当時は、小学生~高校生メンバーで構成し、2016年に日本代表チームとして「juice」というチーム名で出場した頃の映像になります。
2009年に娘の幼稚園のお友達や近所の方々と集まり、親子ダンスサークルのような形で、毎週土曜日に国分寺市民スポーツセンターでダンスレッスンを始めたことがきっかけで、今に至ります。
私は幼少期からダンスとの縁は深く、6歳からダンスを始めて長く続けてきましたので、この特技を活かし、何か身近な方々や地域の皆さまに喜んでもらえるようなことをしたい、お役に立ちたいという思いから活動を始めました。
活動を継続していくうちに、そこに集まる子ども達のモチベーションも上がり、イベントやコンテストなどにも参加するようになりました。週一回の練習から、徐々に週に2回、3回とレッスン数も増え、みるみると子ども達は成長していきました。
そんな日々を続けていく中で、もっと子ども達に良い環境の中で更に成長させたいという願いから、今から10年程前に私の住む自宅のリビングを、スタジオに改装しました。
当時は、40人~50人程の子ども達が毎日のように自宅スタジオに出入りしておりました。とは言っても、一般住宅の普通の家の為、40、50人集まると、人で溢れかえり、ご近所にご迷惑をお掛けしながらも、ご理解をいただく中でレッスンや育成に励んでおりました。
先程ご紹介した映像は、数年間の長い年月をかけて、子ども達や保護者の方々と共に作り上げた作品になります。
作品名は「Cross the border」【国境を越えろ】。児童書「ダイヤモンドより平和が欲しい」、映画「ブラッドダイヤモンド」、「デザートフラワー」、「ジョニーマットドック」などの少年兵ストーリーを参考に、実話に基づき、イメージして作った作品になります。
10年程前、作品制作を始めた頃は、未経験、初心者の子ども達で構成されたチームでした。振付の猛練習と同時に本や映画を見せたり、話しを聞かせたりすることから始まりました。
まだ小さな年齢には、戦争を知るということは、リアルで複雑な思いもあったかと思いますが、両親がいること、学校へ行けること、健康であれること、習い事や好きなことができること…生きている今の環境は当たり前ではないこと、自分と同じような年齢の少年兵が世界には数万人といて、戦争の中、苦しい生活をしている方々が現実に存在することを知り、自分達に置かれた環境や命というものは当たり前ではなく、本当は幸せの中で生きていることを実感してほしいという思いがありました。
自分の存在や命の大きさというものに気付き、感謝を忘れず、一つの命の尊さを活かし、可能性を信じて前向きに、自信を持って進むことの大切さなどを伝えながら育成に励んだ数年間で、私自身も作品や育成を通して、たくさん学ばせていただきました。
今もなお続く戦争。世界平和は永遠の課題だと思います。戦争は人の心からうまれるもの。戦争に限らず、どんなに進化した今の世の中も、全て人の心から生まれ、始まり動き出す。だからこそ一人ひとりの心の在り方が大切だと思います。
人は価値観が違って当たり前です。お互いを尊重し合い、お互いの良さも足りなさも受け入れ、分かち合い、助け合う。他の価値観を理解できなくても受け入れ、困った人が目の前にいれば手を差し伸べるなど、一人一人のそうした小さな心の在り方や行動が、身近なところから広がり、世界平和に繋がっていくのではないかと思います。
どんな人も暖かい思いやりを必ず誰もが持ち合わせていると思います。その良い方の心同士を大切に協力し合い生きていけたなら、幸せになれるのではないだろうかと思います。綺麗事のようですが、綺麗事として片付けずに、そうした心と作品と周りの方々と真剣に向き合い作り上げた作品でした。
手拍子だけしかできなかった子ども達が、誰に知られることもなく、小さなスタジオで、こもるかのように地道に7年間練習を重ね、世界各国からの代表チームと並び、世界大会のステージで堂々と強く逞しく踊る姿を見た時の光景は、今でも忘れません。
踊り終わる頃には、会場中が声援で湧き立ち、スタンディングオベーションをいただくという本当に感動的な経験をさせていただきました。
このような事が実現できたのも、親御さんの協力と子ども達の努力、支えてくれた家族や、周りの方々の力をいただいたお陰です。生涯忘れない大切な思い出をいただいたことに感謝でいっぱいです。
コロナ禍で様々あり、スタジオを一旦閉め、チームの解散などもあり、厳しい三年間を過ごしましたが、現在は再び国分寺市民スポーツセンターでレッスンを開催しています。
10数年、ただただ情熱と思いだけで夢に向かって歩んできましたが、今後はそうした思いだけでなく、事業展開に繋げ、もっともっと幅広く、小さなお子様からお年寄りまでの多くの方々に、より気軽にダンスを通して楽しんでいただける環境を作り、大きく広げていきたいと思います。
また私自身も演出家、振付師として喜んでいただける作品を生み出し、身近な足元から世界までの架け橋になることを志し精進して参りたいと思います。
本日はこのような講演会の貴重な機会をくださいました岡田会長、そしてRCの皆さまへ心より感謝申し上げます。本日は、誠にありがとうございました。